将来のために小児歯科
大人の虫歯と子供の虫歯では虫歯の進行具合や治療方法も異なります。そのため子供の治療はお子様の年齢、口腔環境や、後継永久歯の状態など様々なことを考慮して治療する必要があります。
生えはじめの時期のケアが大切
子供の歯は歯の表層のエナメル質、その下の層の象牙質が大人に比べて薄く、また歯に対する神経のボリュームが大きいため虫歯になると神経まで割と早く達してしまいます。
乳歯は歯茎を突き破って口腔内に出たときに、初めて酸性のものにさらされます。
歯は生えはじめの時がとても虫歯になりやすく、弱い状態です。
乳歯が虫歯にならないようにするために、歯が萌出してからの数年が大切な時期でこの時期に歯ブラシをしっかり出来ること、虫歯にならない口腔環境を作ることを当院ではご家族の方と一緒に取り組んでいます。
当院で行っていること
①プラーク・コントロール・レコード(染出し)
口腔環境の改善のため、当院では積極的に染出しを行い、歯ブラシ指導を行っています。
どこに磨き残しがあるか、染出しをして確認して頂き、歯ブラシ指導を行っています。
②定期健診
3か月に1度の定期健診に来院して頂くようにしています。
(メンテナンスの間隔は患者様の口腔環境に合わせて変えさせて頂いてます)
③フッ素 塗布
医院で使用しているものは、市販のものよりフッ素濃度が濃いものを使用しています。
そのため年に4回を目安に塗布することをお勧めしています。
子供の噛み合わせ
近年、食生活の変化からか全体的に歯に対して顎の小さいお子様が増えている印象です。
また、先天的に歯の本数が少ない先天的欠損も見られます。
レントゲンから後継永久歯の有無もしっかり確認し、お子様が成長した時の噛み合わせを診断し正しい噛み合わせの治療が行えます。
- CTから正確な噛み合わせ予測が可能
- CTから矯正のアプローチ
従来のレントゲンでは平面的でしか歯の位置を確認することが出来ず、実際の立体的な位置関係や大きさは分かりませんでした。
当院ではお子様での治療でもCTを取り入れることで、将来の噛み合わせえを正確に診断することが可能です。
歯に対して顎の小さいお子様、先天的に歯の欠損のあるお子様は将来獲得すべき適切な噛み合わせを取得しにくいです。
そのため、早い段階で将来の噛み合わせを予測し適切なタイミングで治療を行うことで正しい噛み合わせを獲得する事が可能です。
CTを用いることで、より正確に永久歯の萌出位置を診断し、将来の噛み合わせや将来必要となる治療まで予測出来ます。
当院では子供の歯の時期(乳歯列期)から大人の歯に生え変わる時期(混合歯列期)の噛み合わせ治療も力を入れています。